TECHNOLOGY

FAQ (よくある質問)

QUESTION ( SQ1107108 )

MobileLink 同期が失敗した後も、モニタにチャートが表示され続けます

ANSWER

原因:

この現象が発生したのが「ダウンロード中の通信エラー」や「ダウンロード中のユーザキャンセル」などで同期が失敗した場合であれば正常な動作です。

MobileLink には、上記のような形で中断された同期のダウンロードを再開することで、ダウンロード全体の再送を防ぐことにより、ダウンロードの失敗が発生する確率を低くする「再起動可能なダウンロード」という機能があります。

MobileLink サーバは、「再起動可能なダウンロード」で使用するために、クライアントに受信されなかったダウンロード・データを保持しています。
その結果、MobileLink モニタにもそのダウンロードに関するタスクが表示され続けます。 
なお、失敗したダウンロードに関するデータは、同期に失敗したユーザが新たな同期の要求をした場合や、受信要求のキャッシュが一杯になった場合に(最も古い同期ユーザから)削除されます。

対処方法:

前述のとおり、これは正常な動作ですので基本的には対処を行う必要はございませんが、失敗した同期に関するタスクをモニタ上に表示させたくない場合の方法について説明いたします。

「再起動可能なダウンロード」機能により保持される、失敗したダウンロードに関するデータを MobileLink 同期サーバ上から削除することでモニタ上の表示もクリアされます。
MobileLink サーバが、再起動可能なダウンロードで保持できるデータの最大量は、サーバの -ds オプションで制限されています。 従って、このオプションに 0 を指定することで、保持できるダウンロード・データが無くなり、ダウンロード中に失敗した同期をモニタから消すことができます。

設定例)
mlsrv11 -c “…” … -ds 0

なお、「再起動可能なダウンロード」機能を停止された場合は、同期クライアント側のダウンロード再開機能(-dc または ContinueDownloadオプション、あるいは ContinueDownload プロシージャ) が利用できなくなりますので、ご注意下さい。

「再起動可能なダウンロード」の詳細につきましては以下のオンラインマニュアルをご参照下さい。 
Mobile Link – サーバ管理
 >> Mobile Link サーバ・テクノロジの使用
  >> 同期の方法
   >> 失敗したダウンロードの処理
    >> 失敗したダウンロードの再開