Adaptive Server Anywhere (SQL Anywhere) 7.0.2 または 7.0.3 を WinNT または Win2000 からアンインストールするときの問題

概要:このテクニカル・ノートでは、Adaptive Server Anywhere (SQL Anywhere) 7.0.2 または 7.0.3 を WinNT または Win2000 からアンインストールするときの問題について説明します。

Windows NT/2000 システムでは、アンインストールによりシステムのパスが変更され、Adaptive Server Anywhere (SQL Anywhere) のエントリが削除されるときに、レジストリのエントリがタイプ REG_EXPAND_SZ からタイプ REG_SZ に変更されます。パス文字列に環境変数が含まれていた場合は、それらは実際の値には変換されていません。特に、%SYSTEMROOT% 環境変数は 変換されません。その結果、コマンドをパス情報なしで指定した場合に、コマンドの検索が失敗することがあります。これは、特に DOS プロンプトや [スタート] – [ファイル名を指定して実行] を使用した場合に発生します。

このような状況では、システムの PATH 変数を使用するすべてのコマンドは、次の場所にあるファイルを特定できません。

%systemroot% (eg. C:\WINNT)
%systemroot%\system32
%systemroot%\win32\Wbem

この問題は、EBF 7.0.2.1527 と 7.0.3.2064 以降では修正されています。この修正により、問題は発生しなくなっていますが、アンインストールによってパスがすでに破損している場合は、手動で修正する必要があります。修正するには、次に示すレジストリのエントリを修正します。

HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Environment\Path

このエントリで、データ・タイプを REG_SZ から REG_EXPAND_SZ に変更します。または、システムの PATH 内の環境変数を実際の値に変更します。

影響を受けるマシンの数が多く、アンインストール前に EBF をすべてのマシンに適用するのが適切でない場合は、ファイル %ASANY7%\support\dbinst.dll を、EBF に付属のバージョン (日付が 2001 年 9 月 5 日以降のバージョン) で上書きします。