TECHNOLOGY

Tips !(使用上のテクニック)

対象バージョン : Adaptive Server Anywhere 7.0.x
対象OS : Windows95/98/ME ,WindowsNT/2000

ST0109016

サーバ起動時のトラブルシューティング

Tips !

◎トランザクション・ログ・ファイルが有効であるかを確認する

既存のトランザクション・ログが無効だと、サーバは起動しません。
たとえば開発中、あるデータベースを新しいバージョンに置き換えると同時にトランザクション・ログを削除しない場合があります。
そのためトランザクション・ログとデータベースが食い違い、結果として無効なトランザクション・ログになるのです。

◎テンポラリ・ファイル用の十分なディスク領域があるかを確認する

Adaptive Server Anywhere は、テンポラリ・ファイルを使用して実行時に情報を格納します。
このファイルは、TMP または TEMP 環境変数で示されたディレクトリ (一般的には c:temp) 内にあります。

テンポラリ・ディレクトリに使用できる十分なディスク領域がないと、サーバを起動するときに問題が生じることがあります。

◎ネットワーク通信ソフトウェアが実行されているかを確認する

データベース・サーバを実行する前に、適切なネットワーク通信ソフトウェアがインストールされ、実行されている必要があります。 信頼性の高いネットワーク・ソフトウェアを 1 つのネットワークだけがインストールされた状態で実行している場合は、問題はありません。 問題が発生したり、標準以外のソフトウェアを使用していたり、複数のネットワークを実行している場合は、「クライアント/サーバ通信」(オンライン・ヘルプ)のネットワーク通信の説明をよく読んでください。

データベース・サーバを実行する前に、ネットワーク通信を必要とする他のソフトウェアが 正しく動作していることを確認してください。

たとえば、Windows 95/98 または Windows NT で NetBIOS を使用している場合は、クライアントを実行するマシンとデータベース・サーバ・ソフトウェアを実行するマシンとの間で chat または winpopup アプリケーションが正しく動作していることを確認します。

TCP/IP プロトコルを使用している場合は、ping および telnet が正しく動作していることを確認します。
ping および telnet アプリケーションは、ほとんどの TCP/IP プロトコル・スタックに付属しています。

◎ネットワーク通信の起動時の問題をデバッグする

ネットワークで接続を確立するときに問題が生じた場合は、クライアントとサーバの両方でデバッグ・オプションを使用し、 問題点を診断することができます。
サーバ側では、-z コマンド・ライン・オプションを使用します。
起動情報がサーバのウィンドウに表示されます。ここで -o オプションを使用すると、結果を出力ファイルに記録することができます。