TECHNOLOGY

Tips !(使用上のテクニック)

対象バージョン : 8.0.x以降
対象OS : Windows

ST0508046

キャッシュサイズの分析

Tips !

動的なキャッシュサイズを使用した場合、キャッシュサイズの見積りについての計算式などはございませんので、データベースサーバがキャッシュとして使用するメモリサイズを予測することは困難です。
このような場合、実際に運用されるのと同等の環境でアプリケーションを実行するなどして、最も負荷の高い処理を行い、そこで実際に使用されたキャッシュサイズの最大値を調査することにより、キャッシュとして使用されるメモリサイズを見積もることができます。

データベースサーバで使用されているキャッシュはサイズが変動した時点でサーバウインドウへ表示されますが、動的なキャッシュサイズを使用した場合、不要になったキャッシュは随時解放されていきますので、キャッシュサイズの最大値をサーバウインドウで確認するのは簡単ではありません。 

データベースサーバで使用されたキャッシュの最大値を確認するには、サーバ・レベルのプロパティ、PeakCacheSize を使用します。 
例) select property(‘PeakCacheSize’) 

このSQL文をISQLなどから実行することで、対象のデータベースを起動してから現在までに使用したキャッシュの最大値を確認することができます。